2019年5月25日(土)に開催された講演会では、元在ウィーン国際機関日本政府代表部特命全権大使の小澤俊朗氏に「国際平和協力—平成時代を振り返るー」をテーマにご登壇いただきました。
本講演会では、主に日本の国際協力の歴史を日本外交の苦悩や発展から見ることができました。また昭和から平成にかけての日本の国際協力の在り方の変化をお話いただき、日本は国際連合との関係を重視し、「世界に貢献する日本」を掲げ、戦後日本が増大する国力に相応しい役割を担うため資金・物資援助を通して平和のための協力をしてきたということを知りました。世界では貿易摩擦の激化やナショナリズムの台頭により、かつての国際協調主義が弱体化している現在、日本は新たな時代の始まりを迎え国際平和協力の在り方を今一度確認し各同盟国との関係、また日本が活かすべき点を模索していくべきだと感じました。(国際政治ゼミ3年 N.S.)